作・ふくだやよい
撮影・Sasaki Masayuki
「マルイ・オナカニ・アフレル・チカラ・ヒビケ・イノチト・ダイチノ・ウタゴエ」
友人妊婦たちから間近に感じていた、ゆったりと力強く、気ままで柔らかい空気。
そして丸いお腹を無意識にいつもさすっている手。
何気なく粘土をこねていた時、ふとそのイメージが浮かんだ。
出来あがった体長10センチほどの妊婦土偶は、手をお腹に力強く口を開けて唄っていた・・・
縄文時代の遺跡から出土する土偶は、妊婦を形取ったものが多いといわれている。
私はきっと、「妊婦」という古代から変わることのない力強い「いのち」の姿に、
自分のいのちを揺さぶられているのだと思う。
作り始めて3年、初めての個展をぜひ観に来てください。 ふくだ やよい
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