芸術には、時代を超えた命があります。古い作品だからと言って、その命が古びることはありません。それは、芸術家が、古びることのない生き生きとした精神を込めたからです。それが見る人に伝わり、人々の心に古びない命の感動を与えるのです。
けれども、古い作品だから、そこにある精神の永遠性が分かるのではなく、芸術家が込めようとした、生き生きとした心そのものが大切なのです。
この一年間、僕は特に「希望に満ちた充実感」を込めるために、さらに新たな挑戦を続けてきました。そしてできた作品は、みずみずしく、「青い」です。今回の僕の「初物展―青いです」を、ぜひお楽しみください。

 

 



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