ちめんかのや 建築家ネットワーク


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泉 幸甫
私の家には美しい土壁や木、和紙といった自然素材がふんだんに使われています。自然素材には、ペンキやビニールクロスといった石油製品にはない気品、気持ちのよさ、美しさがあります。しかも10年20年の時を経てさらに美しさを増します。家は建築家と建主、そして時間と風土が生み出すものです。

前田光一
私は依頼者に強く求められない限り、「個性」を別にし、「特異」な建築をデザインしたいとは思いません。むしろ個々の現実的な条件や要求を、既成の価値観から切り離してどこまで変換、工夫できるかどうか、建物を構築するのに必要最小限の物理的要素で、どれだけ美しく魅力的空間に仕上げることができるかどうかの方に、興味があります。


岡田裕康
住宅設計の要点のひとつは、入居者達(建築主だけとは限らない)の暮らしを住宅建築としてどこまで空間化できるかにかかっていると考えています。暮らしに裏付けられた空間は、家族の成長や季節の変化につれて豊かさを増していくものだと感じているからです。設計から数年を経て、この熟成しつつある空間を確認したと思われる瞬間は、設計者として至福のときであると考えています。

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難波和彦
私が目指す住まいの7つの条件。1)家族のコミュニケーションを育む一体的空間。2)ローコストで高性能。3)頑丈な構造。4)メンテナンスフリーで長持ちする。5)素材を生かした仕上げ。6)気候風土(通気、日照)に合った形態。7)開放的で単純明快な外観。

平倉直子
生活を快適にするために、設備備品を充実させることも魅力ですが、万能ではないはずです。暖かくて、涼しくて、便利で、安全で、静かで、邪魔にならず手入れも簡単。でも、住まいがモノの置場所ではつまらない。むしろ、簡素ではあるけれどイメージが広がる自由とか、豊かさを大切にしてゆきたいと思います。


小林裕美子
建築でもとくに住宅の設計では、敷地条件や住み手の要望、動線、設備、収納、将来の生活の変化やメンテナンスなど、さほど広くないスペースに矛盾して要求されるものは多く、そのカオスから可能な限りシンプルに、閉じることと開くことにメリハリをつけることで、光と風を感じられる開放的な空間を創ることを心がけています。

谷内田章夫
住宅は、生活により個別で多様です。リビング、ダイニング、ベットルームといった機能を特定化した空間の使い回しが必要な人もいれば、そうでない人もいます。住む人は過去の住まい方から空間を考えがちですが、将来の実生活からずれる場合も多い。その点をじっくり話し合いながら、先に行くほど満足のゆく住宅づくりに取り組んでゆきたい。

 

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諸角 敬
住宅、建築の設計は様々な条件を十分に考慮したある特殊解として出た提案、回答と考えています。言い換えると住宅、建築が満たさなくてはならない条件、機能・材料・環境・時代・予算の五項目に対し、バランスのとれた設計、計画を行う事です。湖の条件のうち一つでも変わると、できあがる建築は大きく変わります。そして最後に一番大切なのは、その考えを共有できる良い施主と、よい施工会社に恵まれることです。


鈴木孝紀
住宅は、住む人のライフスタイルの考え方そのものだと思います。だから建築はルーズで単純な程良い。住む人の感覚に働きかける環境を用意するだけです。住宅は、施主の意識下にある「住む」考え方を増幅・拡大する装置だと思います。

児島 泉
気持ちの中で、身体の周りで、人は人との間に距離を持っています。さらに人ともの、人と自然、人と都市や社会、それらに対してもその人なりの距離を保有しています。住まいを造ることはその人、その家族に潜在する様々の固有の距離を一緒に見出してゆくこと、そして家の中にそれらの距離を測れる余白、端緒を獲得してゆくことと思います。そしてそこから生まれる住まいの形が、出来ることなら詩的であって欲しいと願うものです。

岡田 裕夫
新しい住まいづくりはいかがですか。産みの苦しみは 多少ありましょうが、お金のこと、子育てのこと、加齢後のこと・・・考えることは 山のようにありましょうが、一緒に考えていけば 妙案も浮かびます。考え方にこだわって 話し合ってみませんか?場所にこだわって、空間を考えてみませんか?素材にこだわって、現場でやり取りしてみませんか?地球や宇宙のことを考えながら、身の回りを見つめてみませんか?北米や東南アジアのことを 思いやりながら、木材を使ってみませんか?子々孫々のことを思い浮かべながら 将来のことを 語り合いたいものです。

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照井信三
私達はインターナショナルなライフスタイルと感性をもった生活者に対し、建築とインテリアを通して様々な可能性を提案することを目的に活動しています。多様なライフスタイルの時代にあって、決して流行におちいらず、建築の新しい価値観の創造を提案しています。この様な仕事を通して、建築に様々な可能性を求めている人、様々な夢をもっているひと、そんな人達と深くかかわりあいながら、新たな可能性をさぐっていきたいと思います。

西森陸男
私にとっての住宅とは、住み手がそこで展開する生活という果てしのない振る舞いのための舞台装置のようなものです。家も家族とともに年をとっていくものでしょう。そういう記憶が染み着いていく建築こそが住宅にふさわしいと考えています。ですから私の設計する住宅には、それぞれどこかしらその家族のための個性的な舞台が用意されています。それは玄関だったり、中庭だったり、階段だったりするのです。

木下道郎
住宅の設計は住まい手と建築家の、かなり高度な技術を要する、共同作業です。ですから先ずできる限り住まい手の要望に耳を傾けます。要望の本質を読みとり、分解、再構成して刺激的な新しい固有の空間を創出します。好みや用に対応した変化していく部分は住まい手に委ねられ、もっと本質的な部分が建築家の領分です。

宇佐美 潔
家は、家族の幸せのためにあります。憩う、集う、食べる、安いむ、想う、など人生を豊かにする大切な場所です。その大切な時間と生き方を「かたち」にすることが「家造り」の第一歩であり、完成した家に住んでからが本当の「家造り」の始まりです。故に、それを育む建築は耐久性があり、質が高く、息が長いものでありたいと考えます。

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渡辺 英二
 

井口 浩
 

大村龍一
 

ロート美恵
 

井上揺子
 

玉置順
 

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