タルン通信その4


バクタブル

本日は、新しい情報がありました。
30数年も登られていないタルンピークが チェコ隊が狙ってることが分かりました。
メンバーは8名で リーダーは有名な登山家MARTIN OTTA氏とのこと。
我々より1週間遅れで入ってくるようですが、こちらが高度順応に時間をかければ追いつかれることでしょう!
林隊長は複雑な気持ちのようですが、僕ははっきり言って 賑やかになることを歓迎してます! お互いに助け合えるし。。。

林隊長とサーダーが観光省登山局の要求で出頭して、登山計画を説明し、登山許可を取得しました。
登山には、政府からリプレゼンタティブが随行することになり、その費用1500ドルを我々が負担することになります。
また、登山通信社の担当がインタビューに来ました。
いよいよ出発がまじかという気にさせられます!

明日は自分の荷物のチェックにあてます。
ローカルの人の間では、チェスが盛んなので、ネパール代表とも勝負してみたいから、チェス買いました!
BCで暇を紛らわす為にもなるし。
トランプも、それにルードゲームも。。。

ここいらで、昨日の続きで カトマンズの話を一席。。。
カトマンズは首都ですが、その周辺には昔の都が二つあります。
13世紀に栄えたマッラ王朝時代のものです!
パタンとバグダオン(バクタプル)です。
ちなみに ちめんかのや にあるこげ茶と赤茶のレリーフのある灰皿分かりますか?
あれはバグダオンで買ったものです。

当時としては驚くべき都市国家だそうです。
たしかに真ん中に王宮があり、その周りをいくつかの広場が囲み、その周りに庶民の家が並んでいます。
庶民の家と王宮の間には塀も掘もありません。
したがって王宮も威圧的でなくて、都市の一部を構成してる感じで、溶け込んでいます。


カトマンズ

周りの家は煉瓦造りで窓や梁は木で出来ていて、細かな彫刻が施されています。
4階建てが多く、聞くところによれば 1階が納屋、2階が寝室、3階がリビング、4階が食堂と祈りの場だそうで、重要なところほど天に近いということだそうです。

数百年経過した瓦建ての建物の間は、未舗装の道が入り組んでおり、ちょっと油断すると、帰り道を失ってしまう!
アラビアンナイトにでてくる「盗賊が目印にアリババの家の扉に印をつけたように」 しないと、ホテルがどこかわからなくなってしまいます。
ということで、細い道を歩いていると,中世の世界に紛れ込んだようです。
古いけれど、美しく、どこか郷愁を感じてしまう!
町全体が、黄土色と黒と赤で混ざり合ってます。

今日の午後は、スワンヤ・ブザートという小高い丘の上にある ラマ教とイスラム教が渾然とした寺を訪問して、山の安全祈願をして来ました。長ーい階段を登ると、頂上には目がユニークな仏陀が安置されている。(写真でよく紹介されている)あの目は森羅万象を見通す目だそうです。

頂上に居る猿や犬の共存が可笑しかった。
同じ餌を犬と猿が並んで食べてる!!
ここの世界は、本当に共存がキーワードでしょうか!

夜は3人で集合し、ここで1番のインド料理で舌鼓を打って来ました。美味しかった!
それにしても欧州の観光客が多い、ここの雰囲気には フィットしてませんね!

急に睡魔が襲って来たので帰って寝ます。
ではではまた

 

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